アート運転代行大阪
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中津 運転代行

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『炎立つ』、『火怨』など東北大好き高橋克彦の『竜の柩』。

“竜”という存在が洋の東西で扱いが違うことをご存知だろうか。
東洋では水恵龍神というように水神と奉じられたりするのに対し、
西洋では悪魔の乗り物ないしは悪魔そのものという扱いだ。ちなみに、ドラキュラ、ドラクールは竜を意味し、神に敵対するもの、すなわち悪魔である。

処で、キリスト教のというかユダヤ教の神様である“エホバ”が牛であるということは聖書にも書かれているので知ってられると思うが、ギリシャ神話のゼウスもしばし牡牛に準えられたりする。対し、東洋では牛は鬼とされる。判り易い例を挙げると、鬼門である丑寅。牛の角を持つ。角をもつものは他にもいるが、十二支だと羊も角を持つが、牛だけ(虎は狩られちゃってるし)鬼。
神話や宗教の教典を紐解いて、“竜”とは、そして“神”とは何か?を、多少の強引さとこじつけじゃない?的な所もあるが、面白楽しく読ませてくれるので、興味があれば読んで欲しい。
まぁ、『時宗』とかも面白いけどね。
ちなみに、文責担当の初高橋克彦は『パンドネオンの豹』。“パンドネオン”という言葉の響きに興味をそそられたのだが、
“パンドネオン”がナニかを知ってちょっとがっかりした。

ちなみに、『竜の柩』は『新竜の柩』、『霊の柩』と続くのだが、作風(っつーか、ジャンル)が違ってるのでちょっと驚く。

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